海で生き残る為に |
天候の悪化が予想される場合は海に出ない。 海に出て天候が急に悪化した場合は沈しないように耐え抜いて 安全な場所に速やかに避難上陸する。 沈してしまった場合は何としても再乗艇し、艇内の水を排水し、体温の低下を防ぐ。 体力が残っていたら安全なエリアに避難、シーアンカーを引いて沈しないように漂流し海上保安庁に救助を求め、到着するまで耐え抜く。 |
安全にシーカヤックを楽しむ為に!(転ばぬ先の杖) | ||
スキル (ソフト) |
パドリングスキル | 海で漕ぐ以上フラットウォーターという事はあり得ません。 ある程度の風と波の中を漕ぎぬけるパドルさばきの習得が必要です。前進後退はもちろんスイープストロークによる方向修正、スターンラダー バウラダー ブレイスによる沈防止など。 突然の強風に耐えうるパドルさばきを習得する。 ある程度の距離を漕ぎ続ける持久力、また、不規則な波に臨機応変に対応する反射神経も必要です。 |
リカバリースキル | 出来ればエスキモーロールを習得するのが望ましい。 パドルフロートセルフレスキューは必ず練習が必要です。 二人艇の場合は二人艇での再乗艇の練習を。 |
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海と気象に関する知識 | シーカヤック遭難事故のほとんどが気象遭難です。気象に用心すれば多くの事故は防げます。 天気図を読んでの天候変化を予測する。 風向き 風力を予測する。 潮の流れを予測する。 地形による突風危険地帯を把握する。 荒天時のエスケープルートを把握する。 |
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装備(ハード) | カヤック | 長すぎず短かすぎずオーソドックスなデザインが好ましい。 長すぎると風の影響を受けやすくコントロールが難しい。 短かすぎると波の中でピッチングが激しい。船足が遅いので体力の浪費につながる。 あまり幅が狭いと荒れたらお手上げです。 コクピット前後のバルクヘッドは絶対必要。 ハッチは漏水無き物を。 デッキラインは必要。 |
パドル | 初心者はオーソドックスなパドルが好ましい。 | |
服装 | 落水時に体温低下に対抗しうる服装。ウエットスーツ ドライスーツ ライフジャケットは絶対必要。 |
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備品 | ビルジポンプ パドルフロート スプレースカート 絶対必要。 | |
通信装備 | 携帯電話 (海上漂流時でも確実に操作できる物) 信号弾 笛 |